CRITICAL BOXING NEWS

世界のボクシング関連の話題を主観マシマシで意見します。

ルイス・ネリついに敗北!! まぁぶっちゃけ多くの人が予想してたよね

日本のボクシングファンに最も嫌われているルイス・ネリがついに負けましたね。フィゲロアのボディで10カウント以内に立ち上がれなかったときにネットの反応がすさまじかった。とにかくあれだけの所業をやらかした奴が無敗で今ものうのうと試合していたのが許せなかったんでしょうね。因みに今回の記事では以下の3点について語っていきます。因みに僕はネリアンチでもなければネリに対して思いれもありません,そのためなるべく平等に見れているとは思いますw

 


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1試合展開と適正階級について

なんかネリ敗北のニュースで薄れている気がするけど試合として普通に面白かったよね!!あんま世界戦では見られないような1Rからのド付き合い。そして明らかに122でも強力なフィジカルを持ったフィゲロアが制した試合。フィゲロアは毎回かなりタフですけどよく122作ってこれますよね。そしてただ作ってくるだけじゃなくてフルラウンドでも戦えるぐらい消耗しないで作ることができる。正直スイッチとかたくさんしますけどあんまりスキル的に輝いているようには見えない。でもあのフィジカルとタフネスでフルラウンドプレッシャーかけてくるのは相当厄介だと思うし個人的には評価アップですかね。まぁあのスタイルはまだ若いからできるってのもあるんでしょうけど。

対するネリは「まぁでしょうね」という感じでした。明らかに試合前からフィジカルで負けていて普通に打ち合って勝てるわけがない。おそらく本人は何も考えがなかったというか自分が前回みたいなきれいなボクシングをしないでもっとアグレッシブに行けば圧倒できるとでも考えていたのでしょうか?最初の方はかなりフィゲロアを圧倒しているように見えましたけどあれは12Rを分配したわけじゃなくて前半で強引にペースを持っていくためにかなり無理をしてやったことなのでそれをパワーで圧倒したってのはちょっと違いますね。結果ペースも握れずフィゲロアに大きなダメージを与えるほどでもなく押しつぶされた。途中ちょっとアウトボクシングしようとしてましたけどそれもうまくいかない感じで完敗でした。

誰が見ても明らかなとおり二人の明暗を分けたのは体格差。ただネリが122で小さすぎるってほどではないかなって思いました。というよりはフィゲロアが122で大きすぎただけで。そしてネリはそれを突破するためのスキルが足りなかった。ただそれでネリかわいそうとはなりませんけどねww

だって彼はそもそも勝てると思ったからフィゲロア戦を受けて試合が成立したわけで。それが嫌ならやらないか体格のアドバンテージが生かせる118を頑張って作ればよかった。けどもう作れないってなら仕方ないですよね。そもそも無敗があるからあれだけ優遇されてたやつがそれを失ってこれからも良い試合を組み続けるのは無理でしょうね。マジでなんでフィゲロア戦受けたんだろう?

2対ネリの敗北によって井上尚弥のライバルが減ったのか?

多くのボクシングファンはネリ敗北で大喜びでしたが一部ではネリと井上の対戦を見たがっている人もいましたね。ネリを井上に成敗してほしかったという人やメキシコでなんだかんだ海外での評価が高かった(過大評価かもしれないが)ネリを井上が倒せれば井上の評価が上がったのじゃないかという。まぁこれらの意見は一理ある。こいつとこいつの試合を見たいってのは人それぞれだと思うし逆に井上をあんな奴と戦わせて断罪させるのは許せないとかもあるでしょう。ただ個人的にはあんま見たくない。理由は二つ。これいっちゃうとおしまいな気がするが井上戦が実現しても普通に井上が圧倒して勝つと思うしネリを倒したところで今まで見たいに評価が上がるとは思えない。そしてそのくせにリスクが高すぎる。超過とかドーピングとかトラッシュトークやラフファイトなど。これらのリスクを背負ってまでやる意味がないかなと。スタイルも井上に相性がいいとかでもないし。個人的に井上とやってほしいのはアウトが上手い選手(聞いてない)。

3山中戦の体重超過について

ネリが日本のファンに嫌われた原因。山中戦の2戦目で体重超過をし山中は結果として引退試合がこんな形で怪汚されてしまった。まぁ妥当な理由でしょうね。その前の1戦目にもドーピング問題があったのですが自分はドーピングに関したは語れるほど薬の知識がないのでノーコメントで(ドーピングがくそなのは万国共通)。あの試合では多くの反響があってネリのやったことが論外なのはともかくあの体重超過がなければ山中はネリに勝てていた派とそれ関係なしに試合結果は決まってた派など。因みにもし体重超過がなかったらどっちかが勝ってたか、僕は体重超過がなくてもネリが勝ってたのではないかと思っている。ただもし超過がなければ山中が勝ってたという人の意見を否定するつもりは一切ない。なぜなら超過することによって不正的に得られるメリットは確実にあるからだ。これも多くの人が当時いろんな意見を出していたボクシングを詳しく知る人はボクシングにおいて体重差がどれだけ重要かはわかっているかが中には「2キロちょいの差が影響するの?」とか「当日二人とも同じくらいの体重差だったしそんなに問題なのか?」だったり。これは明確に違いますね。例えば普段60キロの人と62キロの人を戦わせてもそれは大きな差にならないんですよ。ただプロのボクサーはただでえ普段から練習していて痩せているボクサーがさらに削ってリミットまでそぎ落とす。それには当然消耗が伴う。60キロから55キロに落とすよりも55キロから54キロ落とすのがきつくなるようにどんどん落ち率はていげんする。そして負担がでかくなる。つまり山中はリミットに届かせるまでにかなりの消耗を伴うのにネリはそれをやってないんですよね。これが果たして同じ条件で試合しているといえますか?ルールってのは競技を成り立たせ面白いものにするために必須なもの。それを破っているのに優遇されまくるのはおかしいですよね。まぁこの件は色んな意見があったんですけど当時これをちゃんと理解している人が少なくて間違った認識が多かったのが残念だったので今回それを吐露できたのは良かったです。

カネロを倒せるボクサーは? ライトヘビー級編~

前回に引き続き打倒カネロを考えていきます。前回はミドル、スパーミドル級の中でしたが今回はライトヘビー級です。ただライトヘビー級といってもカネロがここを制圧しようとするとは思えないのでとりあえずその階級の頂点の二人だけしか考えません。もしよろしければ前回のからご覧ください。

 

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175lbs→ライトヘビー級

168lbs→スーパーミドル級

160kbs→ミドル級

ライトヘビー級のカネロそこまで脅威じゃない?

カネロは2019年に当時のWBO王者のセルゲイ・コバレフ(かつてPFP2位まで行ったことがある)をKOで下し四階級王者となっています。明らかに階級差のあるコバレフをマットに沈めたことに驚いていたボクシングファンは多いと思います。ただカネロが175lbsで試合したのはこの試合のみでそれ以外では戦っていません。さらに付け加えると168lbs以下なんだけど175の選手(例えばべナビデス)のようなファイターともやっていません。そのためカネロがナチュラル175の選手と戦って前回のソーンダース戦のようにパワーのアドバンテージを持ったまま戦えるかは不明です。コバレフ戦はそもそも勝てること自体が凄いですがあの時のコバレフは直近でガス欠を起こしていてカネロの試合でも後半スタミナが切れていました。重量制限でおそらくベストなコンディションを作れず全盛期も過ぎているコバレフに対してフィニッシュするまではあんまり見栄えが良くなかったように見える。プレスはかけていてもコバレフのジャブがガードの隙間からちょくちょく刺さって、クリーンヒットは許さなかったけどポイントが取れずカネロらしくなかったです。勿論消耗させてKOで仕留めるのがカネロの戦術でたらればをいうつもりはないけれどいつもみたいにフルラウンドにわたって試合を支配して相手を圧倒することはあの時のコバレフ相手にも無理だということです。ただ決して勘違いしてほしくないのはカネロに落ち度があるってことじゃなくて適正階級ってものがあるので仕方ないんですよね。例えスキルが上質でも175の相手には168や160のファイター相手にできたことはできなくなる。1年以上も前の試合で今のカネロのパワーなら175の相手でも普通に戦えるのでは?という意見はわからんでもないが同じように戦うことは無理だと思う。というかカネロクラスのボクサーをもってしてもボクシングはそうあるべきなんですよ。じゃないと階級が破綻しちゃうので。ここ10年ぐらいのボクシングファンにありがちですけど皆パッキャオの存在をあてにしすぎている。あれは例外なので。


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結果はKOと判定ですけどどっちがよりいいパフォーマンスかでいえば一目瞭然だと思います。

ドミトリー・ビボル

まずはビボルですね。間違いなく175の選手の中では一番正当できれいなボクシングができる選手ですね。サイズもあって今まで名のある175の選手に完勝を続けていて妥当カネロに期待できますね。ただ相性が特別良いというわけでもないし、スキルでカネロに肉薄できているかといわれるとそこまででもないと思う。ディフェンスうまいんですけどちょっともらい方が毎回よくないのともう少しアンタッチャブル感が欲しい。ぶっちゃけアンドラ―デ以上にやる意味もやらなきゃいけない理由もないので多分試合は起きないと思いますが175のフィジカルと今までの実績込みで期待ですね。

アルツール・べテルビエフ

ちょっとビボルに関しては書くことが少なかったのですがこの選手には色々言いたいことがあるので長くなるかも。今まで挙げた選手の中で一番可能性があるのがこのべテルビエフですね。実際海外のボクシングファン含め多くの人がこのべテルビエフを妥当カネロにあげています。ただ人によっては不思議に思うかもしれない。なぜならべテルビエフは確かにKO率100%という魅力的な特徴はあるもののディフェンスに穴があって過去にダウンしている(もらい方が悪い)、そしてすでに36歳でいつ衰えが来るかもわからない。チャーロのようなハードパンチャーでも分が悪いのに何でべテルビエフだったら可能性が高いのか?おそらくここら辺でしょう。なんでか?それはべナビデスと同じ理由です。デカいから。さらに付け加えるとカネロにとってデカすぎるから。このデカいっていうのは決してパンチ力が強い(確かに階級が上がれば上がるほど相対的にパンチ力は上がるけども)とか身長が高いとかじゃなくてフィジカル的な意味でです。べテルビエフはライトヘビー級の選手ですが正直クルーザーでも普通に戦えますよね。王冠できるかどうかじゃなくてフィジカルのディスアドバンテージを背負ったまま戦う必要がないですよね。だっていくら約10年前とはいえウシク(クルーザーが適正)相手にあんな試合を作れる選手がナチュラルなライトヘビー級なわけないですよ。実際大きいライトヘビーのグボジークですらさばき切れずに沈むレベルですから。ここで考えてほしいのはもしカネロがべテルビエフとやるとしたらナチュラルで2~3階級離れている選手とやらなきゃいけないということです。いくらカネロの方がスキルが高くて優れているボクサーだとしても現実的に考えて無理でしょ。はっきり言って事故が起きてもおかしくない。36歳なのでいつ衰えが来てもおかしくないのはその通りだが今のところはその気配はないですよね。そりゃやるわけがない。100歩譲ってもし試合が実現するにしてもべテルビエフがコバレフぐらい落ちてからやるんじゃないですか?

総括

結論から言うと今回挙げた175はカネロに近しいスキルを持っているとは思えないし相性が特別いいとも思わないけど175という利点があるので妥当カネロはかなり期待できると思います。基本的に体格差のありすぎる試合ってくそつまんなんですよね。(例外のパッキャオは置いといて)マイキー・ガルシアとエロール・スペンスの試合とかくそつまんなかった。デービスとサンタクルスのやつもフィニッシュは豪快だったからみんな満足したかもしれないけど今まで130で試合したことのない選手(正確には130でタイトルマッチをやっているけど130で試合をしたことのない126の選手とやっただけ)を135でも通用するパワーを持った選手が豪快にぶっ飛ばそうと別に何も感じなかった。じゃあなんでカネロに関したは大きい選手ぶつけるのかというとそうしないとカネロ一驚時代が続きそうだからです。毎回圧勝見せつけられてもつまらんでしょう。カネロが凄いのはわかったのでハンデを背負ってどこまでできるのが見たい。というわけでべテルビエフvsカネロ早くやれ。

 

 

 

【考察】カネロを倒せるボクサーは? ミドル級orスーパーミドル級編~

サウル・アルバレスことカネロ強かったですね。今まで無敗のBJS(ソンダース)相手に圧巻のKO勝ち。ここ直近の試合がほぼほぼ圧勝なので試合が終わるたびにその試合内容だけでなくカネロの次の相手は?だったり誰なら勝てるの?みたいな話題がボクシングファンの間でもりあっがています。

正直個人的な意見ですが彼は間違いなく現在のPFP1位だと思っています。人によってはクロフォードや井上の名前を出す人もいると思います。それが間違いとは思いませんがその中でも実力を完全に証明していて最高クラスのスキルを持っているのはカネロだと思います。彼も一時期ミドル級にあげるのをめちゃくちゃ渋ってカネロ級(キャッチウェイト)の乱用やカネロ判定(明らかにジャッジがカネロ寄り)、全盛期の相手を避けているといろいろ言われてきましたがそれを差し引いても強豪とこれだけ多く戦っている選手はなかなかいないんじゃないですか?

じゃあカネロは最強でだれも勝てないのか?といわれるとそれじゃつまらんので現実的に彼と対戦できそうなファイターの中でだれなら妥当カネロを達成できるのか?別に自分はカネロアンチじゃないですけど彼を倒せるか否かについて考えるのでかなり相手びいきで話を進めます。

 

1そもそもカネロを倒せる条件とは?

はっきり言います。僕は先ほどカネロはPFP1位で問題ないといった通り彼は最高クラスのスキルを持っていてもし全ボクサーが同じ体格だったら1、2位ぐらいの実力者なのでスキルでカネロを上回れそうな選手はこの階級周辺にはいません。じゃあどうするか?個人的にボクシングは1スキル、2サイズやフィジカル、3相性の三つの観点で勝敗が決まると思っています。じゃあ1で上回れないなら2と3で上回ればいい。むしろ上回っていてないとカネロ攻略は無理ですね。実際130lbsのロマチェンコとどうやっても勝てるイメージわかなかったですけど2で大きく上回れたロペスは勝てましたよね。まぁ人によってはロマチェンコ負けてないっていう意見もあるでしょうけど。話を戻してこの2と3のところを意識して妥当カネロを実現できる選手を見てみましょう。

2ミドル級ボクサー

パッと思いつくのはゴロフキン、チャーロ兄、アンドレイドですかね。ゴロフキンに関心てはすでに2戦やって多くの人が一戦目はゴロフキン勝利といっていて二戦目もドローもしくは若干ゴロフキンでは?って意見ですね。海外でもおんなじ感じです。じゃあカネロト3戦目やったらどうなのですが僕は今のゴロフキンは無理だと思います。彼はカネロの高い技術に技術で対抗できた化け物ですね。正直僕は一戦目はゴロフキンの文句なしの勝ちだと思ってますし二戦目もドローで少なくともカネロが勝ったといえる内容ではなかった。ただ今のゴロフキンはその頃のゴロフキンではもうないですね。王者クラスの力は残していても衰えすぎです。だからここからさらに全盛期を謳歌するカネロはきついのではと思います。もはや相性がとかサイズとかの問題じゃないですね。

次はチャーロ兄ですね。彼は前戦で強豪デレビヤンチェンコを下し評価が上がっている選手。強打者でゴロフキンが大苦戦したデレビに完勝したチャーロならカネロに対抗できるのでは?という意見が多いですね。ぶちゃっけ僕はかなり難しいと思っている。何ならゴロフキンを除けば妥当カネロの候補者の中では断トツできついと思う。勿論チャーロは実力者です。ただカネロとの相性が悪すぎです。カネロはとにかくインサイドでの打ち合いがめっぽう強い。あのゴロフキンが2戦目で打ち合うのは危険と判断して足を使わざるおえなかったレベルで。チャーロのデレビ戦は確かに前半がかなり良かったと思う。ただ後半になってインサイドに入ってコンビ―ネーションを打つデレビに対してアッパーを返すことしかできずあんまり見栄えが良く見えなかった。あれ見てカネロ相手だったらもっとひどいことになると思うし前半からインサイドに入り込まれて自慢の強打が打てない位置にいられ続けてコントロールされると思う。サイズは168でも申し分ないけどあの相性さとスキルの差だったらもう少し欲しいな。


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最後にアンドラ―デ。カネロの記者会見に乗り込んで直談判するぐらいにはカネロ戦を熱望している。しかしはぶられ続ける。なぜならメリットがないから。正直このアンドラ―デはどこまで強いのかがわかりません。なぜならをカネロ風にいうと誰ともやっていないから。ただスキルは高いと思うし何より相性がかなり良い。長い距離で左で足も使える。正直カネロが一番苦手としているスタイルですね。カネロはとにかくイン~ミドルで打ち合うのが一番強いので。勿論アウトサイドで戦える強いボクサー、例えばトラウトやララといった選手も攻略しているのでそれに対する対処はうまいけど決して得意ではない。


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ただ実際にビッグネームを誰も倒していないアンドラ―デならカネロを倒せます!と自信満々にいう気にはなれない。せめて2018年にソーンダースと戦って勝っていればかなり自信をもって言えるのだが。まぁ強いて言うならソーンダースが当時王者でもないアンドラ―デ相手に結構強い薬を使ったで言うのはそうしないと勝てないと思ったからってのはちょっと無理やりすぎますかね?

 

3スーパーミドル級

すでにカラム・スミスとソーンダースが沈み残る有力選手はプラントとべナビデスだけですね。エドガー・ベルランガ(最近連続1連続KOしている選手)の名前を出す人いるかもしれませんが記録を作っている最中で本当に実力を証明してなくてプロスペクトの彼がカネロと戦うのは何年先だよって話なので省きます。

プラントはほぼほぼこの流れだと秋ごろにカネロとぶつかる予定です。海外だとあんま評価が高くなくて、主にべナビデスのせいで。べナビデスからの戦いを避けているって言われています。実際避けているかは置いといてまぁべナビデスと戦うぐらいならそりゃあカネロ戦やるわなって感じです。なんでべナビデスじゃないのかはあとで言いまうす。プラントはスタイル的にはソーンダースと似ていてソーンダース前は一部のボクシングファンならソーンダース同様カネロを苦しめるのではといわれrていましたが眼下底と頬骨を折られたのを見て早くも厳しいのでは?という意見が多いです。僕もまぁ同意見ですね、これに関しては。プラントは今までの世界戦で完璧だったのはフェイゲンブッツ戦ぐらいでそれ以外はスキルは見せつけつつも穴がある気がする。正直ソーンダースの方が普通にスキル上じゃねと思っていますが彼は大きくて長い選手ですから。少なくともソーンダースよりは168に適応しているのでそこですかね。ただスミスを問題にしなかったのでどうだろう。期待としてはソーンダース、スミスよりは善戦してほしいですけどね。

168で一番勝ち目があるのはべナビデスです。彼はとにかくデカい。それは身長がってだけじゃないです。身長だけだったらスミスの方がでかかったので。彼はそれに加えてフィジカルがあって明らかに175でも通用するものなのでかなりきついと思います。正直上記にあげたようにスタイルがめちゃくちゃ相性良いとかスキルが高いとは微塵も思わないけどカネロが175若くてハンドスピードの速いこの相手にどう戦うのかは気になりますね。次のライトヘビー級編の時に詳しく言いますけどカネロは175だと今までの圧倒的な姿が見せれるかはわからないので。海外含め結構多くのボクシングファンがなんでべテルビエフ(高齢かつ打たれ弱い?)に期待していてカネロが昇級しないのか、そこら辺を詳しく書くかも。

4総括

妥当カネロを考えてきましたがまとめるととにかく相性orサイズでアドバンテージをとれるかですね。ソーンダースはスキルと相性でいい線言ってたと思います。ただカネロの対処がやっぱりうまかったのとパワーが近いすぎた。そもそもサンダースは相手選んでなんとか168のベルトをとっただけで160の方が間違いなく強かった。

アンドラ―デとべナビデスは正直まだ未知数すぎるにも関わらずちょっと過剰ですがむしろ未知数だからこそ期待を込めて評価しています。ただこのメンツの中ではかなり妥当カネロを期待できるし少なくともいつもの圧倒的な姿は見せられないと思います。実際カネロもやりたがってはないだろうし。

 

ルイス・ネリがフィゲロアと統一戦 ネリは勝てるの?負けるの?

おそらく日本のボクシングファンの中で最も嫌われているであろうボクサー、ネリが今週末に統一戦を行います。なんで嫌われているのかはボクシングファンにとっては周知のものだと思うので書きません。知らない人のためにめちゃくちゃ割愛していうと過去に日本人選手との対戦時にドーピングだったり体重超過など卑怯なことをしているからです。相手はスーパーバンタム級IBFチャンピオンのブランドン・フィゲロア。とりあえず今回触れるのは以下3点です。

 


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1この対戦について僕が思うこと

まず思ったのが「ネリ、どうした?血迷ったか?」ですね。いやだってルイス・ネリって前回スーパーバンタム級にあげてアラメダと戦いましたけどひいき目なしで見てもあんまりいい内容じゃなかったですよね?どうしてか。そもそもネリの一番の強みって何ですか?人によっては連打の速さとかが挙げられるかもしれませんが僕はパワーとフィジカルを推したいです。というかそれがバンタム時代では相手よりも上回っているからこそ連打に拍車がかかるわけで。過去バンタムで戦ってきた相手よりは明らかにフィジカルが強かった。ぶっちゃけそれ以外にネリがワールドクラスで優れているところってないですよね。それが前回スーパーバンタム級にあげたことで完全に消え去ったということです。で、今回昇級2戦目で迎えたのがフィゲロア。彼は長身でリーチが長いボクサー。おまけに結構タフな方だと思います。同じく過去に結構ひどい体重超過したフリオ・セハとも戦っています。超過セハ相手に打ち合ってひどい代償はあったものの最後まで崩されませんでした。正直フィゲロアがネリより確実に上とまでは言わないもののこの階級では明らかにでかくてタフな相手なので持ち味の失ったネリがなんで挑むのかが謎です。まぁ勝てると思っているから挑むんでしょうけど。

2試合への期待と予想

フィゲロアデカいうえに長いボクサーですけど過去の試合を見ると遠い距離で戦うイメージはないですね。どちらかというとサイズを生かしてのインサイドで相手を圧倒するスタイルですね。ネリもまぁ一緒ですね。基本的にインサイドで連打やコンビネーションで強引にもペースを奪っていく。二人ともいつも通り戦うなら近い距離の打ち合いになるんじゃないですか?最近だとオスカル・バルデスがレイノソ(カネロのトレーナー)の指導のおかげでいつもよりもはるかにきれいで隙の無いボクシングに生まれ変わってましたね。いやあの試合のバルデスは本当に強かった。多分もともとできたのもあるんでしょうけど。ネリに関しては前回見たときはいつも通り戦っているようにしか見えず結局レイノソとのコンビは解消。コメントを聞く限りでも本人はパヤノやアローヨを圧倒した時と同じように戦いたがっている気がしますけど。まぁ果たしてスーパーバンタム級でもでかくてフィジカルのあるフィゲロアに同じことができるかは甚だ不思議です。ただし打ち合いになってお互い決定打がないとネリは手数は出るので。フィゲロアはポイントアウトしたいときにその部分はネックになりそうですね。というかネリがもしフィゲロア圧倒するようなスキルを見せてくれるなら見てみたいですけどね。今までの試合ではそういう部分は見れなかったので。強いて言うなら左と戦う時のカウンターとかはうまいと思いますけど。あとはうーんって感じですね正直。

3次戦はフルトンと戦うことについて

この試合の勝者は秋にWBO王座のフルトンと試合することが決定しているそうです。一応ネリが勝ち上がった体で話しますけど「えげつなっ」って感じです。だってフィゲロアとか今までのごり押しが通用しにくい相手ぶつけられた後に明らかにネリと相性の悪いフルトンですからね。そもそもフルトンのようなスタイルのファイターと相性のいいボクサーが果たしているのかって話ですけど。なんだかんだ無敗に強いこだわりを持っているか彼がこんなリスキーな相手と二戦しなきゃならなくなるとは。(ネリが無敗のままでいるには)最近のボクシングは昔に比べて無敗であることのステータスが高すぎるというかそれが消えることを恐れるがゆえにファンが本当に見たいカードが供給されにくくなってますね。勿論選手を非難するのは違いますけどね。ただ少し勇気を出してもしやれば勝てるかもしれないのに、もっと名声が手に入るかもしれないのにみたいな時でもやらないで結局本人がやれずにその後も自信を証明する機会がなくなるのは悲しいですよね。別にこれは井上のせいじゃないですけど彼もロマゴン(当時PFP1位)とやれていれば間違いなくもっと早くにより注目されていたのに。彼はその後証明する機会があって現時点ではプロモートもうまくいっているからいいものを。ジョシュアVSワイルダーだってそうでしょう。二人ともお互いを警戒しているがゆえにこのカードの価値というかすべてが崩れましたよね。そう考えるとネリのように自分ができる範囲でリスク背負って良い試合を実現してくれるのは本当に貴重なんですよね。マジでこいつがあんなヘイト溜めるようなことしてなければ普通に人気ボクサーだったんだろうなと思う限りです。まぁそれはルイス・ネリじゃない別の何かなんでしょうけど。